コンサルタント会社に委託する工事監理の必要性とその中身
コンサルタント会社に委託する工事監理とは、管理組合様の立場で改修設計図・特記仕様書に示された施工方法が履行され、所定の品質と性能が確保できるように工事監理することです。
設計図書が意図していることを施工者に的確に伝え実行させる作業も必要です。又、施工が無理なく効率的に実施されるように、設計者の立場から監理するきわめて専門的な業務です。
弊社では、一級建築士又は一級建築施工管理士2名が担当し、週1回以上の巡回監理と定例会議を開催し、適正な工程・安全・品質監理に努めます。
工事監理の主な作業内容
- 1. 着工前監理・・・・・・工事着工前 2ヶ月間程度
- 2. 工事中監理・・・・・・本工事期間
- 3. 工事完了後監理・・工事完了後 1ヶ月間程度
1. 事前調査
- 工事内容説明の開催
- 居住者の為の相談室の開催
- 着工時提出書類の監理(現場施工監理体制図・仮説計画図)
- 各種見本・色彩サンプルの提出
- 各種官庁届出書類(写し)
- 各種工事作業計画書
- 工事保険証・労災保険証の写し
2. 工事中監理
- 仮設工事・・足場安全検査
- 下地検査(タイル・塗装)
- 本工事(タイル張替工事・塗装塗替工事・ウレタン防水、塗布量等)
- 完了検査(業者現場検査・業者本支店検査・監理者検査)
- 設計変更項目に対する査定助言
基本的に、週1回の巡回監理と週1回の定例打合せとなりますが、
工程の内容によって、監理回数は増加します。
3. 工事完了後管理
- 改修設計図・特記仕様書に基づき、詳細に積算し、数量・単価・金額を算出します。
- 足場等の仮設工事についても、具体的に仮設図を作成し、積算します。
- 積算項目及び数量は、見積り参加業者に公開し見積業務の基とします。