赤外線建物診断システムとは
赤外線建物診断は、離れた場所から、赤外線サーモグラフィで建物の内部や外壁などを撮影・測定し、温度分布データを解析することにより、目視では分かりづらい建物外壁の劣化、雨漏りなどを確認することができます。
赤外線建物診断 調査内容
- 外壁タイル不具合調査
- 雨漏り漏水の調査
- 室内の断熱機能の調査
- ロードヒーティングの断線箇所の調査
外壁調査例 : タイルの浮き
タイルの浮き 赤外線画像
赤外線画像ではタイルの表面温度が高温の場合、赤色になります。
タイルの浮き 可視画像
赤枠部分にタイル浮きが見受けられます。
断熱調査 : 住居内部
赤外線画像
画像の濃紺部分の色温度から空気が冷やされている事がわかります。
可視画像
プラストサッシュの気密の劣化が見受けられます。
赤外線画像
冬季、窓や換気口に冷たい空気が溜まり画像に濃紺色が現れます。空気の流れが悪い部屋の入り隅にも濃紺が見られました。
可視画像
壁のボード面に結露などの原因による兆候が発生しています。
特殊建築物定期調査 定期報告
平成20年4月から定期報告の法律が改正され、特殊建築物定期調査の定期報告にて外壁全面打診等の検査が義務付けられました。赤外線カメラを使用することにより調査費用の低減が図れます。
調査に当たっては、赤外線建物診断技能師が行います。
赤外線サーモグラフィ性能
FLIR社T640最新・最高性能 赤外線サーモグラフィを使用し赤外線建物診断を行っております。
赤外線サーモグラフィ 仕様
画素数 | 640×480 |
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視野角 | 25゜×19゜ |
空間分解能 | 0.68mrad |
温度範囲 | -40℃~2,000℃ |
最小焦点距離 | 0.25m |
デジタルズーム | 8× |
温度分解能 | 0.035℃@30℃ |